2007年6月24日日曜日

ひょんなとこから

知り合いの日本語教師から「citronさん、私の知り合いでパソコンを見てほしい人がいるんだけど。」といわれた。

今いる団体のスタッフから、「あんまり軽々と引き受けちゃダメだよ。後々大変になるよ~。」と、釘をさされていたので、一瞬躊躇したのだが。

でも、彼女の次のひとことで、なんとなく面白そうだと思い、行くことにした。


場所は、富山市カトリック教会。
依頼者は、イタリア人とインド人のシスター。


教会に新しいパソコンが届いたのだが、設定がわからない。音が出ない。知り合いに頼んで買ってもらったのだが、もしかして、性能の悪いパソコンを買わされたのかもしれない。心配だ。見に来て、というのだ。

高岡イオンで待ち合わせして、その知り合いの車でケバブサンドを食べながら教会へ向かう。

「いっときますけど、私、ふつーの人が、ふつーに使うくらいのパソコンスキルしか持ち合わせていませんよ。あんまり難しいことはわかりませんよ。」と念を押す。このようにエクスキューズしなければいけない自分が悲しい。


でも、パソコンを見るまでは、ほんと、どきどきした。 だって、メーカーも、OSも、なにもかも不明なんだもん。

マックだったらどうしよう。いや、それならまだよい。リナックスとか、DOSとかだったら、お手上げだ。


車の中でずっと、どきどきしていたが、ケバブサンドはしっかり食べた。うまかった。


そうこうしているうちに教会に着く。


1人のイタリア人シスターと、2人のインド人シスターと、2人の日本人シスターと、1人のシスター見習いが出迎える。


OSは、WindowsXPだった。
マシンのメーカーは、NEC。ほっ。

設定は~~、心配するようなことはなかった(たぶん)。

もうきちんと設定されている。 メモリは256だけど、インテルペンティアムもちゃんと入ってるし。ハードディスクも40ギガあったし、マイクロソフトオフィスも入っている。

メールと文書作成と、インターネットができればいい、ということなので、これで多分大丈夫~、なはず。音が出ないのは、スピーカーをつないだら、解決~。よかった~。


そのあと、スキャナの設定した。

ドライバをインストールしてるとき、途中で入ってきた年長の日本人シスターに、「いらないソフトは全部消してください。」といわれた。



「でも、スキャナ使うのなら、Photo studioはあった方がいいと思いますよ。あとで入れるの大変だし。Acrobat Readerも入ってないと、読めないファイルとかありますよ。」


年長シスター
「e-typist、これはなんですか?」


「これは、スキャナでとりこんだ文章を、テキスト化してくれるんです。あると便利ですよ~。」(実際操作してみる)


シスター
「ほう。便利ですね。では、それは入れておきましょう。」


上のようなやりとりがあって、


結局、「浅野八郎の手相占い」というゲームソフトだけアンインストールした。


休憩時間。
インド人シスターからインドのチャイをごちそうになる。香辛料のレクチャーうける。香辛料をかみかみ、チャイを飲む。うまい。


後半。

私のパソコンも見て。もう3ヶ月もメールができないの、とインド人シスター。受信はできるが、送信はできないらしい。こちらはwindows98。メールソフトはOutlook Express。ウイルスソフトはマカフィー。ナローバンドでプロバイダはOCN。


インターネットにはつながった。
タイムアウト長くしてみる。それでもダメやった。
マカフィーが何か悪さしてるかと思ったけど、期限が切れている。



「それでは、わたしには分からないので、OCNのサポートセンターに電話してみてください。電話番号はこれこれです。あとウイルスソフトは、期限がきれてます。」

といった。だって、それくらいしかわかんないんだもん。


すると、日本人の見習いシスター
「でもね、この教会は、7月7日にフレッツ光が開通することになっているんです。そうすると、もうそろそろOCNは解約しなきゃいけない。あとちょっとで解約するのに、サポートしてもらうのはしのびない。だからあなた(インド人シスター)、7月7日まで待ってちょうだい。」


「でも、お友達からメールが来てるのに、返信しないなんて、きっと、向こうが困っているわ。」とインド人シスター。


年長日本人シスター
「あなた3ヶ月も待ったんだから、あと2週間くらい待てるでしょ。」


インド人シスター
「うーん、でももうすぐお友達のお誕生日なの。」


私と知人
「サポート受けて、すぐに解約しちゃっても、一向に構わないと思いますよ。そりゃ、ちょっと悪いって気持ちはわかるけど、2週間もメールが送れないのは不便ですよ。」


シスターたち
「でも・・・」


年長シスター
「あきらめなさい。」


ここで、約束の時間になったので、かえってきました。


お土産にインドの紅茶をもらった。
「またお願いね。」と、そのインド人シスター。えらく感謝された。いや、お役にはたたなかったのだけど。


またお願いか・・・
でも、わかんないこと、多いぞ~、私。

でもいいや。
面白かったし。
知らない世界も見られたし。
勉強しよう。


シスターの世界もIT化です。

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